とある別荘地内の10年以上使っていない別荘の売却相談を受けました。
よくある話ですが、これ非常にまずいです。
家も人間と同じで、手を入れないとどんどんボロボロになっていきます。
今回の家は玄関の鍵を紛失したという事で、まるで泥棒のようにリビングの窓を強引に開けて侵入させていただきました。
何ということでしょう。
和室の天井からは外の光が漏れています。
「ん?外から見ると二階建てなのになぜ?」
二階に行く前にもう少し探索を。
これはトイレの様子です。
天井の一部が落ちており、そこから枯れ葉や泥が大量に侵入していました。
おそらく2階も同様に屋根が落ち、そこから外の光が漏れているのだろうと仮定しながら恐る恐る上っていくと・・・。
・・・ん?
まさかの天井だけではなく外壁までもが豪快に崩れ落ちていました。
いや、プラスにとらえると開放感はあるけれども、、、。
これはリフォーム費用があまりにもかかりすぎるため現実的には解体しか方法がありません。
外に回ってみるともっと最悪の事態が発生。
自分の家のがれきが隣の屋根へと覆いかぶさっていたのです。
次の台風が来たらこの家は相当大変なことになるでしょう。
~売却理由とその打ち手~
しばらく使っていない別荘を売却したいとのことで査定依頼を受けました。
別荘地管理費や固定資産税を子供たちの代に残したくないという思いから別荘の売却を検討していたようです。
今回の査定は、ご所有者様が遠方に住んでいるという事もあり、AMSTEC単独で訪問し、動画及び写真にて家の状況を報告を行いました。
(遠方の方の場合には鍵を送っていただければ単独で訪問査定を行っています)
持ち主はここまで悲惨な状態になっているとは思っておらず、少しの修繕での売却または弊社への買取を希望していました。
しかしここまで悲惨な状況だと仲介はおろか、買取も出来ません。
色々とご相談にのらせていただいた結果、解体することをご選択いただきました。
正直ここは更地になったら売却は非常に困難な場所です。
(一般住宅地でもなければ陽当りも良く無いので100万円でも売却が困難な立地)
建物を解体すると土地の固定資産税は6倍近く跳ね上がります。
固定資産税から逃れるための売却相談でしたが、返って固定資産税が上がってしまう結果となってしまったのです。
↓(では解体しければいいのでは?)
それも難しい話でポイントは2つあります。
1.「管理不全空家」への認定
土地の固定資産税が1/6になる(以下「軽減税率」という)のは、あくまで管理がしっかりとされている建物が建っている場合です。
より詳しく説明すると、「居住」(月に1回以上の別荘利用を含む)していることが条件なのですが、ここでは管理されている物件と表現させてください。
今回の物件のように、適正に管理されていない(外壁や屋根が無い家なんてありませんからね)物件は管理不全空家とみなされ早かれ遅かれ軽減税率は撤廃されます。
2.隣家への被害
現状お隣さんが気づいていないとはいえ、甚大な被害が出ています。
今後の台風などの事を考えると、より大きな被害が周辺の家屋に発生することが考えられます。
このようなことを鑑み、今回のご所有者様は解体することを選択されました。
解体後には1万円でもいいからどうにかして売却をしたいと相談も頂いております。
~まとめ~
土地は古くはなりませんが、建物は年数と主に老朽化をしていきます。
手放せなくなる前に一度査定の相談をしてみてください。
AMSTECの売却相談サイト 本社
住所:静岡県伊東市八幡野1142-9
電話番号:0557-53-4000
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